『【スプラトゥーン3】オルタナログを解説＆考察！【ネタバレ】』

2023 1/11

2023年1月11日 2023年1月11日

ヒーローモードでは、各ステージをクリアする毎に「オルタナログ」の解析が進んでいくという要素があります。
今回はこのオルタナログの内容について要約し、一部気になる点を考察していきます。

01　逃げ延びた人類

このログでは、オルタナ(となる空洞)に人類が到達した経緯が分かります。

まず、地球上で大規模かつ長期的な争いが発生し、同時期に火山噴火や海面上昇などの天変地異も重なったことで、地上の生物が大量に絶滅したとあります。
地上は汚染され、何者も生きていけない場所となってしまいました。

この状況で僅かに生き残った人類が逃げ込んだのが、現在オルタナのある大空洞だったのです。
そこでは海洋生物が大量繁殖しており、生き残った人類の栄養源として重宝されたとあります。

考察

スプラトゥーンの世界において「海面上昇」という言葉には伏線があります。

スプラトゥーン1のミステリーファイルにて、とある博士が海面上昇の危機を叫ぶも聞き入れられず、その後ジャッジくんを10000年のコールドスリープに突入させたことが語られています。
また、他のミステリーファイルにてジャッジくんが2000年前には目覚めていることや、12000年前の地層に人間の化石が埋まっていることなどが分かっています。

つまりこのオルタナログ01の出来事は、12000年前にジャッジくんがコールドスリープに入った後の時系列であると言えるでしょう。
博士の警告は現実のものとなった訳です。

02 文明の再現

地下の大空洞に逃げ込んだ人類は、地上での惨劇を繰り返さないように聡明な科学者達をリーダーとしました。
科学者たちは空洞内を整備して生活できるようにしていき、整備された空洞は第2の地球「オルタナ」と名付けられることとなります。

オルタナは地上に似せるよう整備され、3Dプリント等の技術で地上の歴史的建造物を作成するなどして、文明の再現が図られました。

また、知識や技術の消失を防ぐために、情報管理や自動記録が可能な自立施行記録コンピュータ“Intelligent Recording Computer of Alterna” を開発し、運用を開始したということです。

考察

ここで登場した“Intelligent Recording Computer of Alterna”の頭文字を並べると“IRCA”となります。
これはオルタナの各ステージを案内してくれたり、ミスした際にインクをふりかけてくる、あのイルカで間違いないでしょう。
イルカはオルタナを自動で管理し、その活動を記録したものがオルタナログだと思われます。

03 新たな空

オルタナの科学者が、見る人の脳波から望んだものを映し出す液晶をイカの体液から開発しました。
その液晶でオルタナの内壁を覆い、液晶は人々の思いを受けて、空を映し出したというのがこのログの内容です。

04 人類最後の日

オルタナでは長い年月が経ち、科学者の世代交代が起こります。

情熱的で好奇心旺盛な若い科学者達は、液晶の空ではなく本物の空を望むようになりました。
彼らは汚染された地球ではない新天地を目指して、老化学者達の反対を押し切りロケットを開発、完成させたのです。

しかし、ブースターの試運転時に強力なエネルギーを浴びた内壁の液晶が暴走する事故が発生します。
その一部が居住区に崩落し、ライフラインを復旧不可能なほど破壊され、人類はあっけなく絶滅したのでした。

05 知性の目覚め

崩落した内壁から大量の液晶が海水に混ざり、生息していたイカやタコに少しづつ浸透していきます。
その際に、液晶に焼き付いていた人類の思念が影響して、海洋生物は地上への想いという感情を得ることになったのです。

海洋生物は急速に進化し、陸に上がることとなります。
彼らは地上へ向かう方法を探し、かつて人類がオルタナへ下りた際の道を発見しました。

かくして生物たちは、オルタナを脱出したのです。

06 始まりの土地

オルタナ直上のクレーターから生物は世界各地に広がり、独自の文化を築きます。

その中でもイカとタコは特に高度な知能を持ち、影響力を増していくことになります。

そして出オルタナから5000年後、預言者として神々の啓示を授かる特異なイカがバンカラ地方に出現しました。
啓示を同族たちへ伝えることでイカ達の文化は急速に発展し、頭足類の文明の基礎を作り上げたとのことです。

考察

ここで登場した”神の啓示“とは何かを考えると、思い浮かぶのは「カミ様」の存在です。

フェスのお題を告げるカミ様はFAXのような見た目をしています。
このFAXのような機械(＝カミ様)が出力する情報を読み解けるイカが出現したのが、5000年前なのだと思われます。

そしてこの機械を神と崇め、祀っていた文化がいつしかフェスになっていったのではないでしょうか。
そうすると、カミ様に大量の御札などが貼られ、祭壇のような場所に配置されていることにも合点がいきます。
また、バンカラ地方のフェスが他の地方と比較して神事に近いニュアンスがあることについても、そのルーツがバンカラ地方にある事が関係しているといえるのではないでしょうか。